よらず…というのが今日の感想。いや、よる場合も少なからずあるけど。

3限英語。最終回だからか、にわかに人が増えてた。
いつも通り、ぱきぱきと授業が進む。

この授業、必修語学なので教官が選べないのだが、2学期最初の授業のときは「あぁ…私って運ないな」と思った。結構強く。1学期の担当が、やる気はないし発音は死ぬほど悪いし妙にイヤミな教官だったので、あぁまたハズレかよ、と。
だ、だって、怖かった…。かなり若々しい今学期の担当教官は、ハキハキ…というより『バリバリ』に近い、威圧感を漂わせた話し方をなさるし、授業中の学生のあて方は（そもそもその科目で生徒をあてる先生って殆ど皆無な筈なのだが）いよいよ威圧的だし、指名されて答えられない学生を見るときの目が、氷のような蔑みのまなざしだったから。（少なくとも、予習をしていない学生その1からはそう見えました。汗。)まぁ皆怖がってました。説明自体は論理的で分かりやすかったのだけれど、予想通り翌週から出席者激減。（まぁ放っといても減るんでしょうが。）
が、出席点をつけるために回収するプリントを毎回細かく添削して返す(200人分弱くらいあるだろうに)とか、それなりにバラエティに富んだ内容を扱わなければならないにもかかわらず毎回なんだか詳しい補足情報を与えてくれるので「博学だなー」と思っていたら、授業のために色々調べていたらしいことが発覚した、とか（勿論、博識だというのも本当だと思うけど）、とにかく大学の教官らしからぬ熱意をもって（しかも語学なのに）授業をしてくれていたらしいことが、だんだん分かってきたわけです。まぁそりゃ、やる気のない学生の姿を見たら氷のオーラも出したくなるよなぁ（…自戒をこめて）、と。それに、まだ年齢的に若い先生だから、学生になめられてたまるか！という心理ももしかしたらはたらいてたのかも。…私の乏しい乏しい妄想力を使った結果なので、かすってさえもいないかも知れませんが。
こんなことを考えていたら、真面目にやらねば、と気合が入ると同時に、その先生にかなり良い印象を抱いて今学期の授業を終えることになったわけです。

それで。
人にいい印象をもつようになると、自分も変わったような気がするんだな。なんだか少しすがすがしいような気がするし。たとえ試験前だとしても。
自分にも、実際ちょっと変化があったのかも知れない。
人は第一印象で判断しちゃいけないとかよく言われるけど、一般論としていわれてもピンとこない。実践は難しい。
それなのに、今回のようなちっぽけな例でも実際に経験すると、これからの人との付き合い方も変えていけるような気がするんだからふしぎ。

それにしても、その教官がどんな人なのかたずねた時、Yちゃんはどうして「○○ちゃん（私)は、あの先生好きそう」と思ったのかしら。Yちゃん自身の感想は「怖い」だったよねぇ。